筆者は東急ニュータウンの住人であるが近所にこんなにもすばらしい里山があることに幸せを感じている。    これは、暇を見つけてはマウンテンバイクで走り回っているうちにお決まりになってしまった、
    私だけの回遊コースとそこで目にした風景や想いをつづったものである。



@ 岩舟地蔵

二俣川から三ツ境まで、全長4.7qの「ニュータウン並木道ルート」という散策コースがある。 その中ほどにあたる、中原街道と並行した尾根道に、【追分・矢指市民の森、笹野台口】という森への入り口がある。 バスなら、相鉄二俣川駅から「旭高校入り口」行きバスに乗り、「金ヶ谷」で下車するとよい。

 早速、森に入りたいところだがあせってはいけない。 
実は森であそばせてもらう前に必ず、やらなければならないことがある。
それは岩船地蔵のお参りである。
金ヶ谷バス停から歩いて間もなく、尾根道に出るとすぐのところにお地蔵さまがまつられている。 ここを素通りしてはならない。
「急ぐとも、心静かに手を合わせ、お参りなされよ、岩船地蔵」なのだ。
 恐れ多くも「急ぐとも、心静かに手を添えて、外に漏らすな、松茸のつゆ」などと茶化してはいけない。
岩船地蔵とはどんなお地蔵さまなのか。 
 このお地蔵さまは六道で溺れそうになる人を舟にのって来て救い上げてくれるありがたいお地蔵さまなのです。 六道とはなにかだって?
 衆生はですネ、前世の因縁によってですネ、行かねばならぬ六つの道があるのです。 それすなわち、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六つの世界なるぞ。 お分かりかな?
 あっそう、分からない・・・。
・・・とにかくありがたいっつうの!!
さて、そのご利益は体の悪いところが治るというものであるが、祈願のしかた、作法があるのでお教えいたそう。
 最初のお参りで患部快癒のお祈りをし、帰りにお地蔵様の足元の石を1ヶお借りし持ち返ります。 朝夕2回、1回に3度患部をさすりお祈りします。 そして、治った時は、清流の小石をひろい、数個増しにしてお供えし、お礼参りをするのです。
霊験あらたかということで、明治、大正、昭和初期までは都岡村、西谷村、二俣川村、瀬谷村など近在の多くの信者のお参りが絶えなかったそうである。
なお、この地蔵さまの命日は毎月23日、特に彼岸の中日である3月23日は大供養が行われるそうである。

信者が供えた小石

SEO [PR] 母の日 カード比較 再就職支援 バレンタイン 冷え対策 誕生日プレゼント無料レンタルサーバー ライブチャット SEO