よく分からない病気 2009/10/1

9月22日、デイサービスからの帰宅後しばしば咳き込むので、あれっ風邪でもひいたかなと思いました。 
その晩は寝ていても、ときどき激しく咳き込むので、私はよく眠れませんでした。 
翌朝は特に普段と変わらず、熱もなかったので、車で引地台公園にでかけました。 
しかしお昼ごろから、なにか熱っぽい顔をしているので早々に帰宅し、寝かせ、熱を計ったら38.1℃ありました。 
流行しているインフルエンザでなければいいがと心配しつつ、熱さまシートなどで頭を冷やして様子を見ていましたところ 
pm5時には37.5℃にさがっていました。 そして6時には普通に食事もとれたので少し安心し、9時に計ったときは35.9℃と平熱になりました。

回復したとはいえ、一応診てもらったほうがいいので翌日マリアンナ病院に行きました。
予約外なので3時間ほど待たされ、ようやく総合内科の小宮山先生に診ていただくことができました。
診断は咳き込み、発熱についてはインフルではなく、薬も必要ないということでした。 
しかし認知症に関して重大な見立てがありました。 老人医療に詳しいと自らいっている小宮山先生のみたところ
マアちゃんの認知症は、これまでそうだと信じていたアルツハイマー型認知症ではないというのです。 
体や、動作が硬く、パーキンソン病の症状があるので、これはレビー小体型と思われ、
咳き込みはずっと服用してきたニューレプチルの副作用の可能性が考えられるというのです。 
さらにその場合に適した薬としてセロクエルをお勧めするといわれました。
病気の診断が違えば治療も違うはずなのでこれはとてもショッキングな診断です。 

まだまだ明らかになっていないことの多い認知症ですが、病気の原因として、
アルツハイマー型の場合は脳内にアミロイドβ蛋白が、
レビー小体型の場合は細胞内にレビー小体という物質がたまるためといわれています。
薬もニューレプチルはフェノチアジン系抗精神病薬で、ドパミン拮抗作用に加え
ヒスタミンH1受容体遮断作用を有するため鎮静効果があるとされている薬なのに対し、
セロクエルはセロトニン・ドパミン以外にムスカリン受容体やアドレナリンα受容体をターゲットとした
親和性を持つとされる非定型抗精神病薬です。

これまでさまざまな不穏症状を抑える目的で、グラマリール、リスパダール、ニューレプチル、抑肝散、
などを投与してきましたが効果ははっきりしないというのが感想です。 
つまり眠気がでたり、なんとなく落ち着くなどの作用が認められるときもあれば効果がないときもあり、
それが体調や飲むタイミング、薬に対する慣れなどで変化するのか、よくわからないのです。 
最近ではもっぱらニューレプチルを投与していますが、正直、明確な手ごたえはありません。 
少なくとも問題のひとつである寝つきの悪さには効果がありません。 
なかなかふとんに入ってくれなかったり、眠ったかなと思っていると突然起き上がってモノイジリ行動に没頭するのです。
また寝入りばなにしばしば見られることですが、手で空を探ったり、だれかがそばにいるような幻覚があるような行動をとります。 
(これはレビーに特徴的な幻覚かもしれません。)

予期しないかたちで小宮山先生の、いわばセカンドオピニオンが得られたわけです。 
これまでずっと見ていただいてきた精神神経科の長谷川先生に伝え、しっかり見解を聞かなくてはなりません。

10月1日、長谷川先生に診察してもらいました。
先生は、これまで4年間みているがレビーではないときっぱりおっしゃいました。
そしてセロクエルについては、即効性、短持続という特徴がある薬ですが、1ヶ月ほど試してみようといわれました。
先生の説明でもやもやが晴れるというより、認知症については症状と原因という因果関係だけでなく、
症状と薬物の作用効果についても確たるものがない現状を思い知るけっかとなりました。 
そういう手探り状態の段階では、どれだけの患者と接している医師かが重要になります。 
はたして長谷川先生は認知症に対して豊富な知見や臨床例をもっているのだろうか。 
申し訳ないが医者を変えたほうがいいかもしれないという考えも浮かびました。

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