病状の変化 2008/9/9

このところ妻はとても落ち着いています。
出て行きたがるのは同じですが、少しなだめると間もなくやめてくれます。
ここ1週間ほどの日課は、6時ごろ起きて、着替え、食事、はみがきをすませてすぐにドライブにでます。
15分ほどのところにある四季の森公園に行き、1、2時間ほど散歩します。
ふたりでフランコを楽しんだりもします。
その後、10時半ごろデイサービスに連れて行き面倒をみてもらいます。
私と別れるときは困ったような悲しそうな顔をみせますが、スタッフのじょうずな対応のおかげで
pm7時頃まで特に不穏になることもなくすごしているようです。
帰りは車で送ってくれるのですが、以前のように家に入りたがらないこともなく、スンナリと上がってくれます。 
ときどきスイッチが入り、「行かなくちゃあ」といいますがまもなく
OFFになります。
だから就寝にも苦労しません。

朝と晩に精神を安定させるというニューレプチルをいう薬を服用していますが、それが効いていることもあるのでしょうが、
やはり時間がたって恐怖体験がうすらいできているような気がします。

話はますます通じなくなっていますが、持ち前の明るさのおかげか、なにかにつけよく笑います。

912日には、妻のおねえさんに顔をみせるために、静岡にいきました。
1週間前には考えられないことでしたが、安定しているうちに会っておいてほしかったのです。
心配していたお姉さんも妹の元気な様子にとても安心していました。
やはり静岡に住んでいる私の妹の家に泊まったのですが久しぶりに楽しい夜をすごしました。

介護するものにとっては安定したことはうれしいことなのですが、病気が回復しているわけではないのです。 
むしろ一段すすんだ状態への踊り場なのかもしれません。

痴呆の人の老化は通常の3倍の速さで進むといわれています。
やがては体の動きもにぶり、嚥下すらままならなくなるといいます。
デイサービスでも手にあまるようになれば入院させるしかなく、そのような事態になることも覚悟せねばなりません。

食事をつくったり、歯を磨いてあげたり、下の世話をしてあげたり、洗濯したり、体を洗ってあげたり、着物をきせてあげたり、
楽ではないけれど、彼女がいなくなることを想像するといたたまれなくなります。 
デイサービスに行っている間、一人で食事をしているときなど、ふとしたことで、
まあちゃんを失いたくないという思いに涙がでることがあります。

今の状態がなるべく長くつづくよう祈っています。
そしてできるだけたくさんの楽しい場面をつくってあげようと思います。

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